PRESIDENT INTERVIEW

PRESIDENT INTERVIEW代表取締役 インタビュー

代表取締役 三牧信吾

人材募集をする理由と求める人物の素養

特に現場監督が不足しています。足りないとなると外注委託になりますが、外注の設計士さんですと、私のイメージにピッタリ合う図面をなかなか書いてもらえないことがあります。サービスや住宅のクオリティを落とさないために人材を募集しています。
20代30代で、もっともっとスキルアップしたい方や、仕事を覚えていきたいという方、意欲の高い方々に来て頂きたいですね。営業やインテリアデザイナーは、意欲があって、人物がしっかりした方でしたら未経験でも採用しています。本当に気持ち次第だと思います。

社風について

社風は自由だと思います。特に女性に関しては結婚、出産、あとは親の面倒など、人生の中で大きく生活が変わる機会が多いので、彼女たちがそのせいで会社を辞めなくてはいけないというのが凄く嫌ですよね。できるだけ雇用の仕方も変えながら「週2日でもいいから、来てくれるなら来てね」という感じで対応しています。
父がまだ社長だった時代に、ある女性の営業の方がお母さんを介護しなくてはいけなくなって、それでどうしても辞めたいという相談を受けて退職になったのですが、2か月後に彼女が隣町の不動産会社に就職していました。
もっともっと社員への対応がスムーズに出来ていれば、それも避けられたのではないかと凄く感じました。20年ほど前の事ですが、今でも非常に残念に思っていますので、その時の教訓を生かして、今はできるだけサポートするように努めています。

ノルマのない営業

インターネットなどにおける広告宣伝にしっかり資金を投入していれば、必ずある程度の数お客様は来てくださいます。どのお客様に対してもしっかりと営業トークができるようになれば、どんな未経験の人でもアポイントは取れるようになります。
その後は分かる人間がフォローしていけば、確実に契約に繋がっていきます。契約を受注する棟数も、年間10棟であれば相当コントロールできますし、また良いお客様だけを選ぶこともできるので、ノルマ制でない営業スタイルに変更しました。

レンガづくりの家「さっちゃんパック」

「さっちゃんパック」を自社開発し、販売を始めた理由

まずは「オンリーワン」という点ですね。あとはレンガづくりの家ですと、大手や中小企業でも簡単に参入できないので、競合他社が非常に少ないという事と、日本人はレンガ柄やレンガが大好きなので、どうしても本物で実現したかったという思いがあります。
九州の佐賀まで勉強しに行きました。売れ行きに関しては、実は始めは「これはうちしかできないんだから、棟数もどんどん伸びていくだろう」みたいに思っていました。
でも実際やってみるとレンガを積む職人の確保が凄く大変で、一年に10棟できればいい方だと気づきました(笑)。そのため業績を伸ばすというよりは、「しっかりした家を年間10棟ほどの目途でじっくり建てていく」という方向へ転換しました。因みに幸手市のマスコットが「さっちゃん」ですので、「さっちゃんパック」はそこから取りました(笑)。

「さっちゃんパック」の特徴

一番は断熱性能について、お客様に非常に喜んで頂けています。冬はあっという間に暖まるし、夏はあっという間に涼しくなるという点で。基本的には外壁にレンガ以外、サイディングやガルバ外壁も選べるのが「さっちゃんパック」なんですけど、性能は変えずに外壁だけレンガに変えた「プラスレンガパック」というものもあります。断熱だけでなく、気密性や耐久性にも優れ、メンテナンスのしやすさが特徴です。

自身の経験から生まれた「長く住める家」への考え

窓周りに使うコーキング材というのがありますが、私の自宅に使った物が1年半でヒビが入った事がありました。メーカーに確認したら「保証は一切無い」という事で、結局自腹で打ち換えました。ただ家全体の窓だけ換えようとすると、足場をかけてコーキングの打ち換えで30万から40万円かかります。「これを新築から5年10年でやらなければいけないとなるとキツイな」と思って、高耐久のコーキング材がないか調べていたら、30年持つモノがあると分かったので、早速それに切り替えました。他にも屋根や外壁全てを30年高耐久の物に換え「20年30年を経ても住宅の基本性能は変わらない、そんな家づくりを目指そう」という風に変わっていきました。

住む土地に見合った性能を適切な価格でご提案

断熱に関しては「どこまで断熱性能を上げれば良いの?」という点について、北海道のモノをそのまま活用すれば勿論、断熱性能は高まりますが、関東圏では過剰になってしまい、予算も100万円余計にかかります。そこまでやらなくても同じ性能値が出る方法を模索していたら、ちょうどいい数値ができました。それが「ヒート20G2」というグレードです。そのグレードをクリアすれば埼玉県エリアでは住み心地抜群の家を建てられます。価格については、坪いくらという概念は持たないようにしていますが、大体32坪で2000万円を超えない金額でご提供できるように、込々で1980万円からスタートしています。

今後の目標

現在で取り組んでいるのが、耐震性能を証明できるような形にして、構造研鑽をかけていくような事をやっています。それに合わせて間取りの自由度を上げてしまうと、基礎を含めて構造を確保するのが非常に困難になってしまいます。いかに簡単に「耐震等級3」を取って、少ない材料でも構造を強くできるかという、いわゆる半分規格住宅の様な物を作っています。


MESSAGE

特に施工に関しては、多くの棟数を同時進行していませんので、じっくりと一つ一つに自分の力を注げると思います。20棟、30棟見なくてはいけない監督さんはどうしても見落としがあったり、後々お客様に引き渡しした際にクレームになってしまうケースがありますよね。
自分の仕事を一生懸命やってそうなってしまったら諦めもつきますが、ただ忙し過ぎてそうなってしまうのは違うのではないかと思います。
であれば、じっくり1棟ずつしっかりと見ていって、納得のいくように作っていく事がうちではできると思うので、非常に監督としてやりがいがあると思いますよ(笑)。
営業に関しては、黙っていても売れるような商品を私の方で開発していきたいなと思っています。必ずお客様に喜んで頂ける商品ですので「三陽不動産で買って良かった」「三陽不動産で建てて良かった」とお客様に感謝される営業になれると思います。

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